院長挨拶 Greetings from the director

ドッグ整体のきっかけは
愛犬の身体をなんとかしたい!
との想いから。

ドッグ整体のきっかけは愛犬の身体をなんとかしたい!との想いから。ドッグ整体のきっかけは愛犬の身体をなんとかしたい!との想いから。

ドッグ整体のきっかけは
愛犬の身体をなんとかしたい!との想いから。

この度は 名古屋ドッグ整体KENKEN(ケンケン)のホームページをご覧頂き誠にありがとうございます。
今回は、人向けのボディケアをしていた私が 2013年1月29日にペットケア(犬の整体)を始めたきっかけとなる「想い」をつづります。少し長いですが、お付き合いいただけると嬉しいですm(_ _ )m

名古屋市東区に名古屋ドッグ整体KENKENをオープンする直前、2014年11月3日に7歳で亡くなった私の愛犬のお話をさせていただきます。
彼女は仔犬の頃から弱い子で、怪我や病気が絶えませんでした。年間を通して調子の悪い日の方が多い位なので、嘔吐や下痢、血便、血尿や発熱などの症状にさえも、すっかり慣れてしまい、動じなくなってしまったほどです。
しかし、動物病院では毎回、血液検査・レントゲン共に「異常なし」といわれ、症状を抑え込む薬を処方されるだけでした。
いつも原因不明のまま薬を飲んで時間薬で症状が治まっていくという、モヤッとした感じに、「いつか何か大きな症状が出るのではじゃないか」という不安が、常にありました。

「その日」は、突然やってきました。
2012年11月のことです。ある朝起きると、愛犬の身体が、動かなくなっていました。
歩くどころか立つこともできず、首も動かせません。声も尿も出せなくなり、絶えず痙攣している状態です。
精密検査の結果、頚部・胸部・腰部の全身ヘルニアと、脳腫瘍と脳梗塞と脳の前庭疾患だろうと診断され、(動物病院の中でもかなり高度な医療機関でしたが)対処の仕様がないと、痛み止め薬を処方されただけでした。一番強いステロイドも痛みと痙攣を抑えることができず、3週間ほどしか持たないかも、、、と獣医師からは余命宣告のような発言もありました。

私は、食事も摂れず、触ると悲痛な表情で辛がる彼女を、「何とか救ってあげたい!!」と、自身の勤務先の先輩(ヒトの整体師)に相談しました。
・・・・・先輩達(ヒトの整体師であり犬も飼っていない)と3人がかりで手探りで施術した初の治療後、正直もうダメかと思われた愛犬が、ふらつきながらも、元気に歩き回り、ジャンプして一声啼きました。
あの時の感動は忘れられません。
その後は、整体治療を重ねるたびに、目に見えて病状は良くなり、その後は、あの時の酷い状態がまるで嘘だったかのように、すっかり回復し、毎日元気に生活できていました。

私の実家も整体院を営んでいました。
自分(人)と同じように診てあげて欲しいと、愛犬や愛猫を連れてくる患者さんが何人かいました。
また、家の仔犬が顎を外してしまった際も、飛び込んだ獣医では動物のほねつぎは習っていないから、と断られ、結局、整体師である母が手探りで顎をはめました。
そんな時いつも、私が感じることは、ペットも人と同じように暮らしているので、ペットにも整体院があればいいなあ。。。
ということでした。かかりつけの獣医師ともいつもそんな話をしていました。
動物病院では、大きな骨折でもしない限り処置し辛いからです。日本では人の病院と違って整形外科医がいないからというだけでなく、そもそも人の病院でさえ近代医療では「構造医学」という考えをもっている所が少ないのが、我が国の現状です。

しかし、犬たちも私たち人間と一緒で、体の歪みが様々な不調の原因となることもあるのです。
そして、不調をそのままにしておくと、気が付いたら大きな病気になっていることもあります。
自分自身の体験を通してペットにも大病の手前の段階の治療・ケア(整体)が必要と考え、人の治療院の会社に整体師として勤務しながら、私のように不安な思いをしている多くの飼い主様を救うために犬向けの整体治療の事業を立ち上げることにし、誰にでもわかりやすい犬向けの整体メソッドを創り、2013年1月29日より往診にてドッグ整体の診療を始めました。

多くの飼い主様が私のように不安を抱えているので、その方たちを救いたい!の一心だけで始めましたが、
おかげ様でたくさんの方が頼ってくださり、2カ月目には全国他県からも治療にいらっしゃるようになりました。
整体院の薄給ではメソッド創りのための勉強代がやっとで、広告宣伝費はほぼ0円です。最初のころは、ネット検索で来られる方ばかりでしたが、その方たちが口コミ(喜びの声や体験談の拡散)をしていただき、感動と紹介の連鎖に支えられて、私のドッグ整体事業はやってまいりました。

また、スクールの要望も多かったため、3カ月目にはドッグ整体師を養成するスクールを始めました。
また、南は沖縄から北は北海道まで、問い合わせや治療の要望が多かったため、私たち(当時2人)だけでは、全国に治療にいけないので、
より多くのワンちゃんとその飼い主様にドッグ整体治療をうけて戴くためには、ドッグ整体師の養成(スクール)が早急に必要と感じました。全国にドッグ整体師を増やしていくために学会も兼ねた協会が必要と感じ、周りの方々の協力により一般社団法人日本ドッグ予防医学指導協会(JIPDA)を設立することができました。
資格制度を設けたことで、スクールに申し込まれる方も増え、より多くの方に喜んでいただけるようになりました。

創業時の私の誓い:
「人間のように医療支援(国民保険等)もなく、民間のヘルスケア(整体院など)もなく、病気や早死の多いワンちゃん達を1頭でも多く救います。
それによって、1つでも多くの家族を笑顔にします!」

さて、愛犬のほうは、というと、約1年後に脳疾患が再発して、今度は全身の筋肉が萎縮衰退する症状で、おかしいなと思ってからあっという間に進行し、2013年の11月1日には全身麻痺で完全に立てなくなりました。今回は全身のあらゆる筋肉が委縮衰退してしまったため、一時は、飲食どころか呼吸もできず眼玉も動かせず、24時間目が離せない本当に危ない病状で、死も覚悟していましたが、ドッグ整体治療でコツコツと歪みを整え続けて再び救われ、徐々に奇跡的に回復に向かいました。
その後は、後ろ足が立たないだけでそれ以外は普通の元気な犬と変わらないまでになりました。完全に麻痺していたと思われた後ろ脚も、自分の意思で動かせるまでに回復しました。 二回目の奇跡は、もはや奇跡ではなく「可能性を引き出すドッグ整体」の実績モデル、と皆さんにおっしゃって頂きました。

その後、私は2014年9月末に整体院を退職後、10月2日にはドッグ整体事業を法人化し、11月29日にオープンする店舗型の犬専門の治療院(名古屋ドッグ整体KENKENに改名)の開業準備をしていました。
親を亡くし独身の私にとって愛犬は最愛で唯一の家族でした。そして日本の家族のために働きたいという使命をくれたかけがえのない存在です。「会社に行っている間は体が不自由なため沢山我慢させてきたが、やっとずっと一緒に過ごせる!犬の整体仕事中も介護できる!」と、思っていました。
ところがそんな矢先、、、名古屋ドッグ整体KENKENのオープンの直前、2014年11月3日。「元気」で暮らしていた愛犬ですが、ついに彼女の体の内部は限界を迎え、突然の発作で亡くなりました。
発作を起こす直前まで、ご飯をしっかり食べ、腰をもってあげると感覚の戻った自分の前足で軽快に歩き、家に預かったお客様わんこに向かって吠え、私に向かって吠えていました。オシッコとウンチもしましたし、腰をさすってあげるとムズムズするのか、唸りながら後ろ脚を動かしたりていました。すべて亡くなる前6時間の間の「いつも通り」の行動です。無くなる前日は、心臓がしんどそうで、自分で起き上がれなくなってきていましたが、それでもそのように彼女は直前まで「いつも通り」「元気」でした。
余命3週間を言い渡されてからちょうど2年経った日の朝方でした。

人間でも、ほとんどの方がみなさん「最後まで 自分の足で歩き、オシッコをし、飲食をしたい」と
本人も介護する家族も思うそうです。犬も同じなようで、老犬の患者様になると、飼い主様達は同じことをおっしゃいます。 私の今まで見送ってきた多くの患者様たち(犬)がそうであったように、私の愛犬も
「最後まで自分の足(前足)で歩き、オシッコをし、飲食をする」ことができました。

「命の光」の量や期限はその個体によって決まっています。
私は「生」を「命の光」を燃やしている時間、それを使い切った時に「死」を迎えるのが寿命だと考えています。
しかし、まだ「命の光」が残っているのに可能性を引き出すケアをすることができずに見送らなければいけないというのは、本当に無念でたまりません。
「なにもしてあげられなかった」と、ワンちゃんが亡くなってから自分を許せない飼い主様は、本当に多いものです。

人も、犬も、命の光を最後まで使い切ってから死ねれば本望です。

当院の整体技術は、骨と筋肉を整えることで、神経・血液・リンパの流れを良くするので、腰や肩の痛みなどの直接的な症状だけでなく、自己治癒力を総合的にあげることができます。
私達の普及する「ドッグ整体」は、国内初となる本格的な骨格矯正と筋肉調整を可能にしたメソッドです。
今までにも犬の整体施術をするヒトの整体師はいたのですが、犬の整体専門で事業所登録をし、看板を掲げる方はいませんでした。「誰でも」実践できるようになる明確で的確なメソッドが当院の売りであり強みです。
自己治癒力をあげ、「本来持っている可能性」を引き出してあげることで、犬の体だけでなく、何より飼い主様の心を救います。

院長挨拶 Greetings from the director

一方、協会公認スクールの受講生の募集を行って気づいたことは、「未来の可能性」を広げる選択肢の一つとしてドッグ整体の技術習得を考えられているペット業界のプロの方が非常に多いことです。金銭的・肉体的に将来の不安を感じて模索している個人事業主の方や、日本のためまたは業界のために新たな展開を求めていらっしゃる方もいらっしゃいます。
このメソッドを、利己ではなく利他のために正しく引き継いでくださるドッグ整体師を養成し、犬との幸せな暮らしのために、犬・飼い主様・施術者の3者全員の、未来の可能性が広がるために頑張っていきたいと思います。

2014年11月29日、沢山の愛ある方々に支えられ、「名古屋ドッグ整体KENKEN」は開院することができました。皆様と出会えて心より感謝いたします。
ご来院されたワンちゃんと飼い主様に対しては、ただ施術をするだけではなく、「未来の可能性」を感じて戴けるために、その方そのご家族に応じて実に多種多様なお話をさせて頂いております。
そして、来て下さった方が、何を受け入れ、何を周りのかたに伝えて下さるかは、その方それぞれだと思いますが、必ず「ワクワク」や「感動」を通して、あらゆる「可能性」を感じて戴けることをお約束いたします。
「家族の笑顔」を、この名古屋ドッグ整体KENKENから発信してまいりますので、どうぞよろしくお願いします。長文になり、大変失礼いたしました。

名古屋ドッグ整体
KENKEN(ケンケン)院長
若尾 瑠美

profile 院長プロフィールprofile 院長プロフィール
  • ■一般社団法人
    日本ドッグ予防医学指導協会(JIPDA) 
    理事長
  • ■株式会社いぬの整体院 代表取締役
  • ■名古屋ドッグ整体KENKEN 院長
TEL : 052-938-4242