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14歳 ミニチュアダックスフント ポッキーくん(男の子) 愛知県名古屋市在住

症状老化による排泄トラブル、歩行困難、後肢運動麻痺

ヨタヨタ歩き、ぼたぼたウンチの老犬も回復

我が家の老犬ポッキーが急に体調を崩したのは2015年1月下旬。14歳の誕生日を迎えた直後に、ガタがきました。娘が帰宅するとハウスの中で汚物にまみれていたそうです。足腰がへたり歩きはヨタヨタ、食欲もありません。
2、3日様子を見ましたが、一向によくなりません。ペット病院に連れて行くと、獣医さんはダックス特有の椎間板ヘルニアを疑いました。レントゲン写真を撮りましたが、異常は見つかりません。血液検査で炎症反応があったので、「ステロイドを使いましょう」。回復の兆しが見えてきたので、2泊3日でいったん退院しましたが、ハウスの中で再び汚物まみれ。病院に逆戻りして今度は抗生物質も投与。1泊2日で退院しましたが、処方された薬を飲ませると戻し、ますます元気がなくなりました。

犬はなにも症状を訴えませんし、衰えると鳴きもしません。ただじっとしているだけです。周りの人間が察してあげなければなりません。
「また病院に連れて行っても、原因がわからないままの対症療法だから、よくなる見込みもない」。考え込みました。「このまま弱っていけば死んでしまう。しかしここで死なせたら山ほど悔いが残る」
そのとき、はたと思いついたのが整体でした。

というのも、整体の効果をかねてから知っていたからです。娘が中学生の時です。バスケットの部活で男子部員と激突し、あごの骨を折ったことがありました。入院した大学病院で骨折は治りましたが、顔の骨全体に微妙なずれが残りました。

そこでお世話になったのがカイロプラティクの先生でした。顔のずれはかみ合わせだけでなく体全体にも影響することをこの時、学びました。
「犬 整体 名古屋」でネット検索すると、「KENKEN」さんがトップ画面に出てきました。「こんなサービスが東京ではなく、なんと名古屋にある」。
正直、そのとき効果のほどはあまり期待していませんでした。とにかく手を尽くしてやりたいとの一心でした。
施術に立ち会って驚いたのは、患部を探り当てるテクニック。「企業秘密」があるので詳しくは書けませんが、先生の説明を聞いて現実を目の当たりにすると納得しないわけにはいきません。押すでもなく、さするでもない絶妙な施術にも感心しました。そうして背骨のゆがみを直してもらい、骨盤や足の骨のずれを戻してもらいました。
施術1回目で体温が上昇。血行がよくなったのがわかります。足腰もしっかりしてきて2回目で走れるようになったのです。初診から2カ月間、回数を重ねるごとに調子がよくなり、階段もジャンプして上がれるようになりました。
「骨格のゆがみやずれを直すことで血流がよくなり神経回路が改善し、運動機能や内臓の調子もよくなる」。若尾先生の説明にうなずきました。

運動機能の回復にもましてうれしかったのが、「ちょこちょこウンチ」の改善でした。朝夜2回の散歩のたびにしっかり排便させているのに、室内でもひっきりなしにウンチングスタル。塊はとっくに出なくなったのにゼリー状の便まで出そうとします。その始末に追い回されて人間様がくつろげません。ハウスにいる間はこういった現象が収まるので、勢いハウスに閉じ込めている時間がここ1年ほど長くなっていました。これが老化と相まって筋肉を一層衰えさせてしまったのでしょう。

「腹筋などインナーマッスルが強くなれば、ウンチの回数も減るはず」。若尾先生の言葉通り、食欲が戻り便の量が増えても、ちょこちょこウンチはほぼなくなりました。排便しすぎて猿のおしりのように腫れ上がっていた肛門の周囲もきゅっと締まりました。

おかげで室内に出していられる時間がずっと長くなりました。ハウスへの閉じ込めがかなりのストレスになっていることは以前から気になっていたので、今回、24時間放し飼いに切り替えました。夜は一応ハウスに戻るのですが、扉を開けておくと、自分のにおいのしみこんだソファで眠りにつきます。日中もずっとソファで過ごしているようです。
平均寿命に達した老犬ですが、もう少し長生きさせたいものです。飼い主の娘が嫁に行くまで(本人が「いつになるか分からん」と言っています)。ならばあと5年、東京五輪まで。がんばれポッキー。

TEL : 052-938-4242